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函館食道楽プラス

函館で食べたり、見たり、聞いたりしたことと、仕事の話とか。

「懐石 煌」に行って来ました。

西部地区

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自分ではなかなか行かないお店に連れて行ってもらいました。函館の街を眼下に見下ろし、海を一望できる住吉町に位置する「懐石 煌(きら)」。ランチの「季節」というコースかな?と思います。

最初に出てきたのは冒頭の写真。写っていないところに食前酒代わりの一口リンゴ酢も。秋を表した小鉢。それぞれにはんなりと出汁の味が染み込んでいて、なるほど懐石料理といった品々でした。

特にこんにゃくな!こんにゃく特有の臭みがないのはもちろんのこと、味がしっかり染み込んでいて、なおかつ塩っぱくない。家庭ではやりづらいじっくりした仕込みだとか、味付けだとか、盛り付けだとかを感じます。勉強になります。

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2皿目。「中華おこげのお吸い物」生麩がふわふわふかふか。中華おこげのコクがあっさりとしたお吸い物にじわっと染み出していて、一口すするたびに違った味わいを感じます。家でも試してみたいけど、中華おこげをお吸い物のために作るのは面倒だな…。

 

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3皿目。「カレイの昆布〆と刺し身湯葉」。
こちらは鉄板の味ですな…。昆布で〆た刺し身がまずいわけもなく、また、何層にも重ねられた湯葉はもっちりとしてほんのり甘く、嫌味がない味わいで。わさび醤油でいただくのは幸せを感じます。

なんなら、この湯葉の刺し身は丼で食べたい(台無しになるって!)。

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4皿目。「いも団子」。もっちりとろりとしたいも団子の中には、エビや銀杏、しいたけなどの具材が入っています。それをとろみをしっかりとつけた醤油餡をかけ、わさびで。

いも団子といえば、北海道ではお馴染みの家庭料理でもありますが、どうやらバターやら上新粉か、なんらかの粉を混ぜ込んで「団子感」を増量し、味わいに特徴をつけている様子。バターっぽい甘みが感じられるいも団子でした。上品。

結構ガツンと出汁がきいた餡だったので、個人的には甘みをもっと押さえておかずっぽいほうが好みですが、上品で手が込んでいる感じの味わいでした。冬のおもてなし料理に良さそう。

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5皿目。「スフレ」。洋風茶碗蒸しのような印象で、写真から受ける印象よりも大きいです。熱々で運ばれてきます。焼かれて少し香ばしくなっているメレンゲ(かな?)を崩して食べるさまは、ロシア料理のパイシチューみたいな感じ。中にはエビだとかカブだとか、ホクホクした秋の味覚っぽい具材が詰まっています。

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そして、この御飯が旨い。
6皿目として運ばれてきたのが、この大根と一緒に出汁で炊いたと思われるご飯と岩海苔のお味噌汁。

ご飯には調度良い塩気があり、ホロホロに柔らかく炊いた大根との親和性が抜群。さらに、柚子胡椒がパラリと振りかけられているのも特徴があって旨い。これはぜひ家でも真似して作ってみたい(けど、もっとジャンクな味に仕上がってしまいそう)一品。

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岩海苔のお味噌汁が鉄板的に旨いのは、当たり前!岩海苔って美味しいよね。腑に落ちる感じのじんわりとした美味さは、自分の中のジャッパニーズ心に響きます。

細長いこぶりのお椀いいなあ。

これらにデザートがついてコースは終了。

この日はたまたま二階の席に通されましたが、いやあ、なるほど大変ですよね…仲居さん。階段を登り降りしながらの給仕は骨が折れると思います。笑顔や対応にムラがある、と口コミサイトなどでチラリと書いてあるのはその辺も原因かもですね。私はそんなに嫌な感じはしませんでしたが。

煌

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