函館食道楽プラス

函館で食べたり、見たり、聞いたりしたことと、仕事の話とか。

これでいいのかなぁ、函館観光エリア…と思った3つのこと。

シルバーウィークですね。まあ、あんまり関係ないので元町付近が大混雑で大渋滞しているとも頭からすっぽりと抜け落ち、まんまと30分ほども渋滞にハマってしまったわけです。人混みが嫌いで避けて歩いてるのに…。

久しぶりに夜の観光エリアを観光シーズンに通りがかって3つのことを感じたのでまとめてみます。

市電沿線から函館山ロープウェイ山麓駅へ行くまでの道のり、これでいいのかなぁ

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護国神社坂を登り、函館山山麓駅を通過してチャチャ坂の方へ行こうとしたら交通規制されていて、止む無く、用もなく右折させられた挙句渋滞にハマってしまった時に撮影した南部坂を行き来する観光客の人々がいる風景。

函館山山麓駅専用の駐車場には、どうやら二十間坂方面からしか侵入できないらしく、流れでこっちへたどり着いてしまった観光目的とみられる他県ナンバーが列をなしていた南部坂(下り)。

歩道へと目を向けると、坂を登ったり下りたりする人々が。どうやら歩く観光客のルートとして、函館山山麓駅までは南部坂が使われているらしい。南部坂は庶民的でホッとするような坂なんだけでお、いかんせん住宅街に通る坂であります。

飲食店が、まあ2軒かな。洋風居酒屋の『南部坂』と『カフェ ディシィ』

www.geocities.jp

カフェディシィ

食べログカフェディシィ

ここを通りかかったのは19時過ぎなのに、『カフェ ディシィ』はcloseになっていた。小さな個人店が多いし、いつだって開けていていい思いをすることも少ないんだろうけど、これだけ人が多い観光エリアなのにかろうじて電灯が付いているだけでもったいない。

場所柄常にお客さんを呼べるようなところではないので、飲食店の経営をはじめお店の経営は非常に難しいと思うんだけど、なんていうか、通りが殺風景過ぎて旅行へ来たワクワク感に欠けているように見えました。街灯も通常レベルのものしか設置がなく、本当に通りが殺風景。

近年盛んにおもてなしという言葉が取りざたされていますけど、こんな風景を見てしまうと「What's ”おもてなし”?」と思わざるを得ません。なんだかなあ。それこそ、個人の出店を応援するとか、行政がバリっと歩道を直したり街灯をそれっぽくしたりした方がいいような気がするんですけども。

19時には閉店。おまけにネオンサインがみすぼらしい。これでいいのかベイエリア

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基坂、旧イギリス領事館近くにて。ここも暗い。

「この施設、有名なんだよね。入ってみたかったなあ。」

と、観光客の声。この辺の史跡エリアは19時に閉館(オンシーズン)。色々あると思うけど、20時位まで開いていたほうがいいような。。。役所関係の管轄でしょうし、長期連休時だけ20時まで!とかそういう融通は聞きづらいのでしょうけれど、函館山にたくさんの観光客が登り、そしてその後歩いて元町を散策し、ベイエリアなどへ戻る姿を眺めていたら単純に「もったいないなー」と。

そして、更に問題なのが民間で経営してるベイエリアの西波止場。オフシーズンから夜通りかかる度に、ネオンサインが60%ほど虫食い状態で消えていて、「節約なのか貧乏なのか、なんでもいいけど、ものすごく廃墟じみててカッコ悪い。でも、オンシーズンには治すんだろう」と思っていました。が、今日通りかかったら、あろーことか更に悪化。あれではせっかくの雰囲気も台無しに次ぐ台無し、超台無しです。なんだあれ。本当に台無しです。

大門商店街アーケード取り壊したけど、あれでいいのかなぁ。

8月の港まつりが終わってから9月にかけて大門商店街のアーケードを取り壊していまして、いまやJR函館駅前の電車通沿いはイメージがガラリと変わりました。青空が広がる日中はスコンと空が見渡せ、すっきりした雰囲気ではあるのですが、問題は夜です。

なんていうか、全体的にみすぼらしさが目立ってしまっています。建物のボロさだとか、照明の足りなさだとかが、これまでアーケードのおかげでなんとなく包み隠されていたわけですが、それがまあものの見事につるんと野ざらしです。

もちろん再開発自体はこれからなのですが、早急に何か考えたほうがいいくらい良くない方の寂れっぷりを演出してくれています。(個人的に大門はとっても好きな場所なので、観光で訪れた人々に「うわー!函館寂れまくってるじゃん!」って思われたくないんです…。だって、大門の人たち頑張ってるし)

北海道新幹線開業で人の動きが、たぶん変わる。

夜を煌々と明るく大都会のようにする必要は無いと考えていますが、いまのままでは函館で旅の滞在をする価値が年を追うごとに低下していくように感じます。歴史的建造物が多く残る西部地区は、空き家や過疎の問題などなどで情緒的な建物は時間が経過するに連れて空き地へと姿を変えていくでしょう。

雰囲気があった十字街電停付近は、がっかりするような建物とコンビニに姿を変え、利便性は上がりましたが「函館、かっこいいよね」と感じ何度も足を運んでくれる人に響くような街ではなくなってしまったように感じます。

正直、コンビニは便利です。しかし、本当に「観光」とか「移住促進」を時に、その姿が「愛される函館」の姿なのか疑問です。街の変化は不可逆で、一旦無くしてしまった古い建物たちが醸し出す雰囲気は二度と戻りません。

久しぶりに観光客が大勢歩く時期の観光エリアに足を運んでみて、色々と思うところがあったのでまとめてみたのですが、やはり、全てがちぐはぐであり、歯車が咬み合っていくような気配が一向にしてこない。個人レベルで力を注いで頑張っている人々はたくさん見ているけれど、なぜ全体として咬み合ってこないのか…。

北海道新幹線開業のニュースは、正直に書くと、フタを開けるほどに「函館は将来的にいらない街だよ」と匂わされているような気になります。明確にどの点とどの点がそうであるかというよりも、なんとなくの気配レベルでしかありませんが…。

何かに迎合すること無く、あるべき街の姿をトータルで探っていくべきだと考えます。