函館食道楽プラス

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袋ラーメン対決第3回「ラ王」(日清)

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もったいぶっていてもショーガナイので一気に行きます。3日目は「ラ王」でした。念のため書いとくと、食べたのは正麺とは別の日だよ!

「ラ王」といえば、元々はカップラーメン。しかも、カップラーメンなのに生麺を使うというよくわからない流れを作った張本人で、かつ、サックリとその立場を捨て、気がついたら袋麺ワールドに降臨していたというしたたかさを持つブランドです(なんじゃそりゃ)。

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具材はおなじみ、卵とほうれん草ですが、卵が隠れてますね。いやしかし、これ、圧勝です。「金の◯◯」シリーズでプライベートブランド最高峰の石垣を築き上げようとしている「セブン&アイ」も、袋麺の地位を押し上げた「正麺」の「東洋水産」も、インスタントラーメン歴がちょびっと長い「日清」には叶わなかった。

味覚はあくまでも、「主観」。

「いやいや、正麺のがおいしいよ」という方ももちろんいらっしゃるでしょう。けれど、あえて私としては「ラ王」推しです。

まず、スープに含まれる油分の差。

パッと見てわかるくらい「ラ王」のスープには脂の玉が多いですね。これは、調理している最中から気付いていました。スープのもと自体も触感がだいぶ違います。油分が多いということは、コクが出ますし、ラーメンを食べた感を食べる人に与えます。そして、麺にスープが一層絡むようになるのです。そのスープを受け止めるべき麺は、柔らかくまるで本当にラーメン屋で食べているかのような食感。人によっては軟らかすぎると感じるかもしれませんが、私の中でラーメンといえばこの柔らかさが生麺なのですねー。

麺とスープのバランス感が抜群なので、それぞれはもしかしたら、正麺や金の麺が美味しいのかもしれないのですが、合わせ技で美味しさが倍増しているように感じました。

そして、今回具材はほうれん草と卵でしたが、およそ手軽に食べたいからこその袋ラーメンです。かつ、美味しく手間をかけて栄養も増やそうというカスタマイズ性も袋ラーメンの良さです。じゃあ、どの袋ラーメンをピンで、またはカスタマイズして食べたいかな?と考えたとき、より使いでがありそうなのが「ラ王」なのです。

思えば、「赤いきつね」よりも「どん兵衛」を好む私には当然の結果かもしれませぬね。

 

と、高級路線の袋麺を食べてみましたが、実は安価な袋ラーメンの方が好きだったりもしますw野菜とかお肉とがアレコレ炒めてぐつぐつ煮込んで食べるのが好きです。