函館食道楽プラス

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名古屋城とか【2013帰省特集】

つづき。別の日になんとなく名古屋まで行って、なんとなく目的もなしに。名駅に降り立った時、「そうだ、名古屋城へ行ってみよう。徒歩で!」と思ったのが最後。とりあえずそれっぽい方向へ向けてスタートした。

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名古屋の中心部という場所にありながらも、人が多く住んでいそうな住宅街(たぶん、結構古い街だ)にあった”良い感じ”の稲荷神社。オヤシロの側にそびえる大きなくすのきかな?葉っぱが茂っている木が素晴らしくいい。稲荷神社の入り口にある立て札によると、なんでもこの辺りは「四間通り」と呼ばれている場所らしく、江戸時代にお城へ食材や雑貨などを卸す商家がならぶ倉庫街だったのだとか。

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実に渋くていい雰囲気の街。きちんと整備されているけれど、変に観光かぶれしていないところが好印象。

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たぶん「堀川」。川のキワまで建物がそびえているのが都会っぽい。や、都会というか、発展してきた町のプライドみたいなものを感じさせてくれるような気がする。自然を手中に収めようとしているというか。

しかし、この日は10月とはいえ恐ろしい暑さ。普段は知らないような場所を見つけ、好奇心は満たされたものの、なぜ歩いて名古屋城などを目指そうと思いついてしまったのか後悔していたくらいのタイミング。googleMAPを見ると、もう少しで城に着きそうだったが。

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なんとか敷地にたどり着いたが、ゲシュタルトが崩壊しそうなくらい遠いような気持ちになっちまいましたんだぜ。暑さはデブの大敵。

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間近で見ると石垣のつまれ方がすごい。緻密で、かつ足を引っ掛けるところが見当たらず登れなさそうで、おまけに急勾配。殿様容赦無い。

かつては殿様たちが暮らしたり政治をしていたが、いまでは当時の資料が展示されている博物館だったり、展望室やら土産物屋やらが入っている。中学のころ社会見学だったり、親に連れられてきたような気がするけれど、この展示物の面白さはおとなになってからのほうが興味深く面白い。じっくり読んでいくと、この石垣を始め場内にある石は下級武士などなどが材料である石をえっちらおっちらと運び、組み上げたものらしい。それぞれ自分の家の名を石に家紋を掘っているのが見て取れるとの展示を見た後、じっくり石たちを眺めてみると出てくる出てくるw

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名を残ったが、その当時叶えたかった希望を手にすることはできたのでしょうか。名古屋城の場内を歩いていたら、水琴窟があるということでしたので二の丸茶屋へ寄ってみました。柄杓で水をすくって大きめの砂利が敷いてあるところに掛けると、水がその隙間を通って水滴となって落ち、耳を澄ますと写真左の竹筒から綺麗な音色が聞こえてきます。

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函館にも「ペンション・はちまん坂」に水琴窟があるそうで。

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上の写真はまた別の日に名古屋の栄付近で。ビルに「名古屋、ありがとう。」って書いてあるのはなぜだろう?ぐぐってみたら、居酒屋らしい。